くさかんむりに立で「苙」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「苙」の読み方を分かりやすく説明していきます。

くさかんむりに立で「苙」の読み方

「苙」という漢字は訓読みでは「よろいぐさ」と読み、音読みでは「リュウ」「キュウ」「ギュウ」「ゴウ」と読みます。

また、日本の名字として用いられる場合は「おろ」という読み方も当てられます。

「苙」の意味や解説

「苙」には「よろいぐさ」「家畜を飼育するための囲い」「おり」という意味が含まれています。

「苙」は並び生えている草の象形である「くさかんむり」「立」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「よろいぐさ」はセリ科の植物であり、同じくセリ科の植物である「猪独活(ししうど)」に似た外見、夏に白い小花を散形につけるのが特徴です。

「よろいぐさ(鎧草)」という名称ですが、見た目が鎧のようにどっしりとしており、遠目からでも視認できることに由来する説や葉の形状や重なり方が鎧のように見えることに由来する説があげられています。

また、「よろいぐさ」の根は鎮痛薬や鎮静薬として用いられる漢方薬「白?(びゃくし)」に利用されています。

「苙」の名前での使われ方

・『苙』【おろ】
鹿児島県に見られる日本の名字です。
・『上苙』【うえおろ】
大阪府や鹿児島県、京都府、奈良県に見られる日本の名字です。
・『下苙』【しもおろ】
宮崎県に見られる日本の名字です。
・『苙口』【おろぐち】
鹿児島県や静岡県、大阪府や福岡県に見られる日本の名字です。

まとめ

「苙」は訓読みでは「よろいぐさ」と読み、音読みでは「リュウ」「キュウ」「ギュウ」「ゴウ」と読む漢字です。

ほか、日本の名字としては「おろ」とも呼ばれています。

そして、「苙」には「よろいぐさ」「家畜を飼育するための囲い」「おり」という意味が含まれています。

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