にんべんに為と書く漢字には「偽」があります。
この記事では、「偽」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに為で「偽」の読み方
「偽」は音読みで「ぎ」と読み、訓読みは「にせ」や「偽る」で「いつわりる」と読みます。
「偽」の意味や解説
「偽」とは人や言動をいつわることや騙すことを示す言葉であり、嘘を付く時にも使うことが可能です。
「偽」はこれ以外にも本当ではないものや真実ではないことを示す時にも使うことばであり、これらはまとめて「偽物」と呼ばれます。
「偽」の漢字に使われている「為」は音読みで「い」と読み、訓読みは「ため」や「為す」で「なす」、「為る」で「する」や「つくる」、「なる」と読みます。
「為」は特定の行為することや誰かのためという意味がありますが、これ以外には真似することやいつわるという意味も存在します。
後者の意味は「作為」という使い方で有名です。
「偽」の反対語は「真」であり、この2つを合わせたものは「真偽」となります。
「偽」の熟語での使い方や使われ方
・『偽造』【ぎぞう】
「偽物を作ること」であり、こちらは非合法なものも多く刑罰の対象になる場合もあります。
「偽造パスポート」や「偽造通貨」を作成することは犯罪行為となります。
・『偽証』【ぎしょう】
「いつわりや嘘の証言」を表す言葉であり、こちらは交渉や裁判などで使われることもあります。
・『偽善』【ぎぜん】
「うわべだけ良い善行」を表す言葉であり、これをよく行う人は「偽善者」と呼ばれます。
「偽善」の反対語は「偽悪」であり、こちらは見た目が悪そうな行為や行動を示す言葉であり、実際はよい内容を表す時にも使うことが可能です。
まとめ
「偽」は人や言動をいつわる時や、偽物を表す時に使う言葉です。
「偽造」や「偽証」は正当な取引の場面では後々不利になる場合も多く、中には法的な刑罰が下されるものも存在します。
