にんべんに衣と書く漢字には「依」があります。
この記事では、「依」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに衣で「依」の読み方
「依」は音読みで「い」や「え」と読み、訓読みは「依る」で「よる」と読みます。
「依」の意味や解説
「依」は人や物事に対して頼る時や寄りかかる状態を示す時に使う言葉です。
この意味で使われる熟語としては「依存」があり、こちらは特定の人や物に心を奪われて止めることが不可能になった状態を示す時にも使うことが可能です。
「依存」はネガティブな意味で使われることが多く、病的な状態になるものとしては「アルコール依存症」や「薬物依存症」が存在します。
「依」はこれ以外にも状態がそのままという意味や、物事がはっきりしない状態を示す時にも使うことが可能です。
「依然」は物事が前の状態と同じことを示す言葉であり、現代では「依然として」のように使われています。
宗教的な力を信じることを表す言葉には「帰依(きえ)」があり、神仏や高僧を信じてすがる時に使います。
「依」の熟語での使い方や使われ方
・『依存』【いぞん】
「他のものや他人に頼ること」を示す言葉であり、これを元として生活したり存在する状態を示すのが特徴です。
「依存」はネガティブな意味で使われることが多く、「ギャンブル依存症」や「アルコール依存症」は適切な治療を受けることが可能です。
・『依頼』【いらい】
「物事や要件を人に頼むこと」であり、こちらはプライベートなお願いから報酬を払う仕事など様々なものに使われています。
・『憑依』【ひょうい】
「霊的な存在が乗り移ること」を示す言葉であり、こちらは比喩表現として使うことも可能です。
まとめ
「依」は人や物事に対して頼る時や寄りかかっている状態を示す時に使う言葉です。
「依存」は特定の人や物事に頼って生活したり存在する時に使う言葉であり、深刻なものは医療行為を受けることが可能です。