この記事では、「倦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに巻で「倦」の読み方
「倦」という漢字の音読みは「ケン・ゲン」で、訓読みは「うむ・あきれる・つかれる・あぐむ」になります。
「倦」の漢字は「倦厭(けんえん)・倦怠(けんたい)」などの漢語的な熟語において、音読みの「ケン」と読まれています。
「倦」の音読みである「うむ」は、「同じような行動・物事が続いて飽きてしまう」の意味で現代でもよく使われている読み方です。
「あきれる・つかれる」の訓読みをすることも可能ですが、現代の日本語では一般的に「倦れる(あきれる)・倦れる(つかれる)」よりも「呆れる・疲れる」が使われています。
「倦」の漢字の意味や解説
「倦」の漢字の意味は、「物事を何度も繰り返して飽きること・飽きてそのことがいやになるさま」になります。
「倦」の漢字には、「疲れること・同じ仕事などを続けて心身ともに疲労するさま」といった意味合いもあります。
「倦」は「あぐむ」の読み方をするときは、「物事や仕事が思い通りに進められずに飽きたりいやになったりする」の意味で解釈することができます。
「倦」の熟語での使い方や使われ方
・『倦怠』【けんたい】
「ある物事を何度も経験して飽き飽きすること、飽きていやになること」を意味して使う熟語です。
・『倦厭』【けんえん】
「ある物事や活動に飽きていやになるさま」を指し示している熟語になります。
「倦怠」よりも「嫌になってそれはもうしたくない」といったニュアンスが強くなっています。
・『倦倦』【けんけん】
「真心がこもっていて人に丁寧で親切なさま」の意味を持っている言葉です。
・『誨人不倦』【かいじんふけん】
「相手の理解力が低くても、途中で諦めたり手抜きしたりせずに丁寧に教えること」を意味して使われている四字熟語です。
まとめ
この記事では、にんべんに巻と書く「倦」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「倦」という漢字について詳しく知りたいときには、この記事の解説を参考にしてみてください。
