金へんに重で「鍾」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「鍾」の読み方を分かりやすく説明していきます。

金へんに重で「鍾」の読み方は?

「鍾」の漢字の音読みは「ショウ」で、常用漢字外の音読みとしては「シュ」との読みもあります。

また、訓読みは「あつ(める)・さかずき」です。

「鍾」の漢字の意味

「鍾」の漢字には、訓読みにある「あつめる」「さかずき、及びさかつぼ」の意味の他、「かね」「つりがね」と言った意味があります。

また、「鍾」の漢字は金へんに重ですが、「重い金、思い金属」の代表的なものである「かね」の意味を持つ漢字が成立したのです。

さらに、同じ「かね」の意味を持つ漢字に「鐘」がありますが、この漢字もそのつくりが「重い」に通じることから、「かね」を指す漢字となりました。

「鍾」の漢字の熟語での使われ方

「鍾」の漢字が「あつまる、あつめる」との意味で使われている熟語:『鍾愛』【しょうあい】
「非常に好きで、大切にしてかわいがること」を意味する熟語です。

「鍾」の漢字が「かね、つりがね」との意味で使われている熟語:『鍾鼓』【しょうこ】
「かねと太鼓」を意味する熟語です。

「鍾」の漢字が「かね、つりがね」との意味で使われている熟語:『鍾乳石』【しょうにゅうせき】
「石灰岩の洞窟の天井からつらら状に下がった、白色や灰色の炭酸カルシュウムの沈殿物」を意味する熟語です。

ちなみに、『鍾乳石』の「乳」は女性の乳房から来ていると思われている方が少なくありませんが、これは間違いです。

釣鍾には、規則正しく配列された突起物がありますが、実はこの突起物を「乳」と呼ぶのです。

天井からつらら状に下がった石灰岩が、この「釣鍾の乳」に似ていることから、「鍾乳石」と呼ばれるようになったものです。

また、「鍾乳洞」「鍾乳石」がある洞窟との意味から、こう呼ばれるようになったものです。

まとめ

「鍾」の漢字の音読みは「ショウ」で、訓読みは「あつ(める)・さかずき」です。

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