この記事では、「ご負担をおかけする」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご負担をおかけする」とは?
「ご負担をおかけする」は、相手に余計な手間や労力などを使わせることの丁寧な表現です。
「ご負担+を+おかけ+する」で成り立っている語で、「ご負担」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「負担」は「力量を超えて重すぎる仕事や責任」、「を」は助詞、「おかけ」の「お」は謙譲語の接頭辞、「かけ」は「掛ける」の連用形で、「好ましくないことを相手にこうむらせる」、「する」は動詞、全体で「重すぎる仕事や責任をこうむらせる」の敬語表現になります。
「ご負担をおかけする」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご負担をおかけする」は、自分達の問題、またはやむを得ない事情により、相手に余計な手間をかけさせたり、気苦労させる時などに使われます。
「負担」は金銭的なことにも使われますが、その場合は「ご負担いただく」という表現が使われることが多く、「おかけする」の場合は「手間・労力」に使われることが多くなります。
後にお詫び言葉やお願いの言葉が続くことが多いので、より丁寧な表現を使う様に心がけましょう。
「ご負担をおかけする」を使った例文
「ご負担をおかけする」を使った例文は以下の通りです。
・『システム障害により、お客様にご負担をおかけすることとなり、大変申し訳ございません』
・『天候次第で配送に遅れが生じる可能性があり、ご負担をおかけするかも知れませんが、何卒ご理解お願い申し上げます』
・『私の退職にあたり、部署の皆様にご負担をおかけすること、心苦しく思っております』
「ご負担をおかけする」の類語や言い替え
「ご負担をおかけする」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご迷惑をおかけする』
・『ご面倒をおかけする』
・『お手をわずらわせる』
まとめ
今回は「ご負担をおかけする」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。