この記事では、「庇」の読み方を分かりやすく説明していきます。
まだれに比で「庇」の読み方
音読みでは「ひ」と読みます。
また訓読みでは「かばう」、「ひさし」と読みます。
「庇」の意味や解説
「庇」は、「おおう。
かばう」という意味があります。
また「保護する」という意味があります。
また「庇」は「ひさし」と読むとき、「建物の窓や入り口などの上に張り出している、雨風を防ぐための小屋根のこと」を、意味します。
また「帽子の額の上に突き出た部分」のことを「庇」と呼ぶことがあります。
「つば」という別名もあります。
他にも、「庇髪(ひさしがみ)」の略語としての意味があります。
「束髪の一つで、前髪と鬢を入れ毛を使いふくらませて、庇のように前方に突き出して結う髪型のこと」という意味になります。
「庇」の熟語での使い方や使われ方
・『庇護』【ひご】
「かばって守ること」という意味があります。
例えば、過保護な両親に育てられて、いつでもかばい守られていたという人は、「両親の庇護のもと育った」などと自分について話すことができます。
また、経営者の縁故で入社してきた新入社員は、「あいつは社長の庇護があるから、新人として扱えない」などと陰口を叩かれてしまうかもしれません。
・『庇陰』【ひいん】
「ひさしのかげ」という意味があります。
また「かばうこと」という意味があります。
・『雪庇』【せっぴ】
「山の稜線上の風下側に、庇のように張り出した積雪のこと」という意味があります。
登山者が気付かずに雪山の稜線歩きをしていると、雪庇の上を歩いてしまい、雪崩を誘発してしまうことがあると言われています。
まとめ
「庇」には、おおう、かばうという意味があり、特に建物の小屋根を指すときに、「庇(ひさし)」として一般的に使用されている言葉になります。