くさかんむりに湯で「蕩」の読み方とは?簡単に解釈

「蕩」は違う読み方がいくつかある少々難しい漢字になります。

この記事では、「蕩」の読み方を分かりやすく説明していきます。

くさかんむりに湯で「蕩」の読み方とは

「蕩」は音読みでは【トウ / ドウ】です。

問題は訓読みです。

【あら(う)】【うご(く)】【とろ(ける)】【はら(う)】【ほしいまま】と複数の読み方が存在します。

特に「蕩う」送り仮名が(う)では、【あら(う)】なのか【はら(う)】なのか迷うことになります。

また【ほしいまま】という読み方を知っている人はあまり多くありません。

「蕩」の意味や解説

「蕩」の漢字は「あらい去る、全て払い去る、なくす」「ゆらゆら動く、ただよう」「のびやか」もしくは「だらしない、ほしいまま」「とろける」と多くの意味を持ちます。

イメージとしては流動性があり、定まらない、収まらないという意味を持つ漢字になります。

「蕩」の熟語での使い方や使われ方

・『放蕩』【ホウトウ】
「ほしいままに行動する」こと。

「放蕩者」「放蕩息子」は、自由身勝手に暮らしている人を示す言葉。

・『駘蕩』【タイトウ】
「のびのびしている、のんびりしている」ことを表す言葉。

「春風駘蕩」はのびやかな春風が吹いている様子が、平穏であるもしくは人柄が温厚であることを表す四字熟語。

・『揺蕩う』【たゆたう】
「ものがゆらゆらと動く様子」を表す言葉です。

どちらかといえば心地よい情景などを表現するときに使われます。

まとめ

「蕩」はなんとなく知っていると思っていても、よく調べてみると読み方も意味も複数存在する、難易度の高い漢字です。

この読み方や意味をすべて知っている人は、かなり感じに詳しい人だと言えるでしょう。

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