この記事では、「蒔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに時で「蒔」の読み方
「蒔」は音読みでは、「シ」、「ジ」と読みます。
また、訓読みで「ま(く)」、「う(える)」と読みます。
「蒔」の漢字の意味や解説
「蒔」とは、「種をまく」、「植物をうえる」などの意味があります。
他にも「蒔蘿」で、植物の名前を表しています。
「蒔蘿」は「ジラ」、「イノンド」と読みます。
生薬名では「ジラ」と呼ばれています。
「蒔蘿」は伝統的なハーブの一つで、葉や種子が薬用や食用に使われています。
「蒔蘿」の歴史はかなり古く、紀元前4世紀には、すでに栽培されていたようです。
「蒔蘿」はセリ科イノンド属に分類されている一年草、または二年草の植物で、草丈は30㎝から60㎝程度あります。
「蒔蘿」の開花時期は、5月から8月頃で、複散形花序で5弁花の白や黄色の花が多数咲きます。
そして、10月頃に実がなり、種子は香辛料になります。
「蒔蘿」の別名には「ディル」、「ヒメウイキョウ」、「ジイラ」などが挙げられます。
また、英語では「dill」、「Indian dill」と表記されています。
「蒔」の地名や名前での使われ方
・『金木町蒔田』【かなぎちょうまきた】
青森県五所川原市にある地名です。
・『中郷区八斗蒔』【なかごうくはつとうまき】
新潟県上越市にある地名です。
・『梁川町四石蒔』【やながわまちしこくまき】
福島県伊達市にある地名です。
まとめ
「蒔」は「くさかんむり」に「時」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字では「草冠」と表記します。
草花に関することを表しています。
また、「時」は音読みで、「ジ」、訓読みで「とき」と読んで、「とき」、「四季」、「機会」などを表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。