月へんに土で「肚」の読み方とは?簡単に解釈

月へんに土と書く「肚」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「肚」の読み方と意味について解説します。

月へんに土で「肚」の読み方

「肚」の読み方は音読みでは「ト」「ズ」、訓読みでは「はら」「いぶくろ」です。

「肚」の意味や解説

「肚」とは、「胴の下半分にあたる部位」を指す言葉です。

人の体の中心にあって手足や首が生えている部分を胴といいます。

胴は心臓や肺があり肋骨で覆われている上半分と胃腸や肝臓などの臓器がある下半分の上下に大別されますが、重要な臓器が詰まっている胴の下半分を指す言葉が「肚」です。

一般的には「腹」という漢字が使われており「腹」「肚」の意味は基本的に同じですが「肚」は外見よりも内臓が詰まっている中身を指す意味合いが強く、外から見た皮膚で覆われた部分を指す意味でも使う「腹」と使い分けられています。

外からでは見えない体の内側にある隠された部分を指す言葉が「肚」であり、外からでは見えないことから転じて「内心」「心づもり」など人の精神や内面の意味でも使われています。

体の内側に詰まっている内臓をさす意味もあり食べ物を消化する消化液を出す器官である胃袋の意味も持つ言葉です。

「肚」の熟語での使い方や使われ方

・『肚裏』【とり】
「心の中」を意味する表現です。

外から見ただけではわからないが確実に存在する人の心の内側を指します。

見せている様子と違う心という意味で使われることが多く、裏で考えている本心や抱いている腹づもりといった本当の気持ちの意味合いで用います。

・『魚肚』【ぎょと】
「魚の胃袋を干して加工した乾物」のことです。

主に中国料理で使われる食材で煮込み料理やスープなどで食します。

まとめ

「肚」には複数の意味があるのでそれぞれの意味と読み方を正しく理解しておきましょう。

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