この記事では、「銑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
金へんに先で「銑」の読み方
銑は、音読みでせんと読む事が出来る漢字です。
更に訓読みでは、ずくと読む事が可能となっています。
「銑」の意味や解説
漢字表記を見れば直ぐに理解出来る事ですが銑は、金へんの右に先の漢字を付け加える事で完成した漢字です。
そんな銑の漢字は、ずくや純度の低い鉄、ずく鉄といった意味を所有しています。
漢字検定においては準1級となっており、常用漢字には含まれていない漢字の1つです。
お陰で日常生活の中で頻繁に見掛ける漢字ではない所か、大抵の人にとっては余り馴染みがない漢字であると言えます。
「銑」の熟語での使い方や使われ方
・『銑鉄』【せんてつ】
「鉄鉱石を溶鉱炉で還元する事で取り出した鉄」を意味する言葉です。
4パーセント程度の炭素に、少量の珪素や硫黄等の不純物を含んだ鉄であり、硬くてもろい性質となっています。
・『溶銑』【ようせん】
「銑鉄を加熱する事で溶かす事」や「溶けた銑鉄」を表す言葉として、この溶銑は使用されているのです。
・『鏡銑』【かがみせん】
「マンガン10から35パーセントに、炭素が4から5パーセント程含んでいる銑鉄」を指し示す言葉として駆使されています。
破面が鏡状となっている事から、この名が付いたと言われているのです。
まとめ
金へんの横に先の漢字を付け足す事で成立した銑は、音読みでせん、訓読みでずくと読める漢字となっています。
ずくてつや不純物を含んだ鉄、ずくといった意味を持つ漢字として、この銑は使われているのです。
とはいえ現在では、常用漢字には含まれていないため、テレビや新聞といったメディアでは基本的に用いられない漢字となっています。
そのため大半の現代人にとっては、それ程馴染みがない漢字の1つであると言えるのです。
