この記事では、「綴」の読み方を分かりやすく説明していきます。
糸へんに又4つで「綴」の読み方
「綴」という漢字は訓読みでは「綴(つづ)る」や「綴(と)じる」と読み、音読みでは「テイ」や「テツ」、「セツ」、「セチ」、「スイ」、「テチ」、「テ」と読みます。
「綴」の意味や解説
「綴」には「つづる」や「つなぐ」、「詩や文章をつくる」、「つくろう」、「とじる」、「とどめる」など多くの意味が含まれています。
「綴」はより糸の象形である「糸へん」に糸を繋ぎ合わせた象形を組み合わせ、「(糸で)つづる」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「綴(つづ)る」は「破れたり、欠けたりした箇所を継ぎ合わせる」や「言葉をつらねて文章や詩歌を作る」、「仮名やアルファベットなどで単語を書き記す」などの意味を表します。
「綴(と)じる」は「重ねた紙に糸を通すなどをして1つにまとめる」や「縫い合わせる」、「汁の多い煮物でかき混ぜた卵などをかけて、具がまとまるようにすること」という意味を表します。
「綴」を使った例文
・『ほころんでいた衣服の袖を綴(つづ)る』
・『綴(つづ)られた言葉に心を揺り動かされる』
・『名前をローマ字で綴(つづ)った』
・『複数の書類を1つにファイルに綴(と)じた』
「綴」の熟語での使い方や使われ方
・『綴文』【ていぶん】
「文章を綴ること」や「作文」を意味する言葉です。
・『綴音』【ていおん】
「2つ以上の短音を結合させてできた音」を意味する言葉です。
「綴」の地名での使われ方
・『綴喜郡』【つづきぐん】
京都府に所在する郡の名称です。
まとめ
「綴」は訓読みでは「綴(つづ)る」や「綴(と)じる」と読み、音読みでは「テイ」や「テツ」、「セツ」などと読む漢字でした。
そして、「綴」には「つづる」や「つなぐ」、「詩や文章をつくる」、「とじる」など多くの意味が含まれています。