にんべんに府で「俯」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんに府と書く「俯」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「俯」の読み方と意味について解説します。

にんべんに府で「俯」の読み方

「俯」の読み方は音読みでは「フ」、訓読みでは「うつむ?く」「うつぶ?す」「ふ?せる」「ふ?す」です。

「俯」の意味や解説

「俯」とは、「顔を下に向けること」を意味する言葉です。

あごを引き顔全体を下向きにするさまを表すほか、体全体を下に押し付けるようにかがめる動作を表す意味でも使います。

本来は顔や体などの身体的な動作を意味する言葉ですが、そこから転じて器物の口を下に向けたりカメラのレンズで上から覗き込むように角度をつけて撮影したりなど物品を上から下に向ける様子を表す意味でも使われる表現です。

本来は正面や上を向いているものが通常とは異なり下向きになるさまを表す言葉であり、最初から下向きに作られているものに対しては使いません。

「俯」の熟語での使い方や使われ方

・『俯瞰』【ふかん】
「上から見下ろすこと」を意味します。

山の頂上からふもとを眺めたり上空から地上を見渡したりなど高いところから低いところを見ることやそのような角度を表す言葉です。

高いところから低いところを見渡すと同じ高さから見るよりも広い範囲を見渡せることから「近視眼的ではない広い視点」という比喩的な意味でも使われます。

・『俯仰』【ふぎょう】
「上から下を見ることと下から上を見ること」を表します。

上下を基準にあらゆる方向を見ることを意味する言葉で、ひとつの場所をじっと見るのではなく見回すさまを意味します。

俯いたり仰ぎ見たりなどさまざまな人の動作、つまり「立ち居振る舞い」を表す意味でも使われる表現です。

まとめ

「俯」は人の動きだけではなくそこから派生した多くの意味で使われる言葉です。

どの言葉も上から下を見る行為が基準になっているので憶えておきましょう。

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