この記事では、「瑠」の読み方を分かりやすく説明していきます。
王へんに留で「瑠」の読み方
「瑠」という漢字は音読みでは「ル」や「リュウ」と読み、訓読みでの用法はありません。
「瑠」の意味や解説
「瑠」には「瑠璃(七宝の1つに数えられる宝石)に用いられる字」としての意味が含まれています。
「瑠」は3つの玉に紐を縦に通した象形である「王」に同じ形のものを左右対称に並べた象形と区画された農耕地や狩猟地の象形である「留」を組み合わせ、「美しい色を留めた玉」=「瑠璃(七宝の1つに数えられる宝石)」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。
「瑠」の熟語での使い方や使われ方
・『瑠璃』【るり】
「七宝の1つであり、美しい青色の宝石」、「ラピスラズリ」などを意味する言葉です。
・『瑠璃色』【るりいろ】
「紫を帯びた濃い目の青色」、「襲(かさね)の色目の名称」などを意味する言葉です。
・『瑠璃貝』【るりがい】
「アサガオガイ科に分類される巻き貝」などを意味する言葉です。
「瑠」の地名での使われ方
・『珊瑠』【さんる】
北海道上川郡下川町に所在する地名です。
・『浄瑠璃町』【じょうるりまち】
愛媛県松山市に所在する地名です。
・『瑠璃光町』【るりこうちょう】
愛知県名古屋市北区に所在する地名です。
・『瑠辺蘂』【るべしべ】
北海道上川郡美瑛町に所在する地名です。
・『瑠璃小路町』【るりこうじちょう】
愛知県津島市に所在する地名です。
「瑠」の名前での使われ方
・『宇瑠間』【うるま】
長野県に見られる日本の名字です。
・『川平瑠』【かわびる】
長野県に見られる日本の名字です。
まとめ
「瑠」は音読みでは「ル」や「リュウ」と読む漢字です。
そして、「瑠」には「瑠璃(七宝の1つに数えられる宝石)に用いられる字」としての意味が含まれています。