王へんに林で「琳」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「琳」の読み方を分かりやすく説明していきます。

王へんに林で「琳」の読み方

「琳」という漢字は音読みで「りん」と読み、訓読みでの用法はありません。

「琳」の意味や解説

「琳」には「美しい玉の名前」「玉が触れ合って鳴る音の形容」という意味が含まれています。

「琳」は3つの玉を縦に紐で通した象形である「王」に木が並び立つ象形である「林」を組み合わせ、「美しい玉」を意味する会意兼形声文字として成り立った漢字です。

「琳」の熟語での使い方や使われ方

・『琳瑯/琳琅』【りんろう】
「美しい玉の名」「美しい詩文を例えて言う語」「玉などが触れ合い、美しく鳴り響く様」を意味する言葉です。

・『文琳茶入れ』【ぶんりんちゃいれ】
「リンゴの形状に似ている茶入れの一種」を意味する言葉です。

「琳」の地名での使われ方

・『大琳寺』【だいりんじ】
熊本県菊池市に所在する地名です。

「琳」の名前での使われ方

・『尾形光琳』【おがた こうりん】
江戸時代中期の画家であり、狩野派を学んだ後、オリジナリティに富んだ造形美を築き上げ、光琳派を確立させました。

「光琳菊」「光琳波」など独自の図柄を多く製作しました。

・『慧琳』【えりん】
梵語などに通じ、一切経音義(慧琳音義)100巻を著した中国唐時代の僧侶です。

・『法琳』【ほうりん】
道教の廃仏論に対抗して、仏教の護法のために活動しますが、道士の策略により配流された中国唐時代の僧侶です。

・『琳閣倫』【りんかーん】
奴隷解放宣言や、人民の人民による人民のための政治という言葉でも知られるアメリカ合衆国台16代大統領エイブラハム・リンカーンの当て字です。

まとめ

「琳」は音読み「りん」と読む漢字です。

そして、「琳」には「美しい玉の名前」「玉が触れ合って鳴る音の形容」という意味が含まれています。

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