この記事では、「栢」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに百で「栢」の読み方
「栢」という漢字は訓読みでは「かしわ」や「かや」と読み、音読みでは「ヒャク」や「ハク」と読む「柏」の異体字です。
「栢」の意味や解説
「栢」という漢字には「カシワ」や「ヒノキ、コノテガシワなどの常緑樹の総称」という意味が含まれています。
「カシワ」はブナ目ブナ科に分類される植物であり、別の漢字を用いて「柏」や「槲」とも表記されます。
主に日本や中国、朝鮮半島の東アジア地域に分布しており、火山地帯や海岸などに植物郡落を見ることができる落葉中高木です。
「カシワ」という名称ですが、葉が炊事に使われることから、盛り付けや蒸したりするときに食べ物を包むのに使う葉を「炊葉(かしきは)」と読んでいたことに由来しています。
「カシワ」の葉が用いられた食べ物として有名なものに「かしわ餅」があります。
冬でも葉が落ちることなく枝に残ることから、日本では神が宿る縁起の良い木としても扱われているのです。
「栢」の地名での使い方や使われ方
・『栢谷』【かいだに】
岡山県岡山市北区に所在する地名です。
・『栢木』【かいのき】
石川県羽咋郡志賀町に所在する地名です。
・『春日町栢野』【かすがちょうかやの】
兵庫県丹波市に所在する地名です。
・『栢田』【かやだ】
千葉県匝瑳市に所在する地名です。
・『栢橋』【かやはし】千葉県市原市に所在する地名です。
まとめ
「栢」は訓読みでは「かしわ」や「かや」と読み、音読みでは「ヒャク」や「ハク」と読む漢字です。
そして、「栢」には「カシワ」や「ヒノキ、コノテガシワなどの常緑樹の総称」という意味が含まれています。