にんべんに青で「倩」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「倩」の読み方を分かりやすく説明していきます。

にんべんに靑で「倩」の読み方

「倩」という漢字は訓読みでは「倩(うつく)しい」「つらつら」「むこ」「倩(やと)う」と読み、音読みでは「セン」「セイ」「ショウ」と読みます。

「倩」の意味や解説

「倩」には「美しい」「口元が愛らしい」「むこ」「雇う」「雇い人」「つらつら(=念を入れて物事を考えたり、見たりする様)」「つくづく」という意味が含まれています。

「倩」は横から見た人の象形である「にんべん」に青の旧字である「靑」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「倩」の熟語での使い方や使われ方

・『飯匙倩』【はぶ】
「クサリヘビ科の毒蛇」を意味する言葉であり、「波布」とも表記されます。

・『曼倩三冬』【まんせんさんとう】
「極めて優れた才能を持つ者は、瞬く間に教養を身に付けることができるということの例え」を意味する四字熟語です。

「曼倩」とは人の名前であり、「三冬」は3度、冬が訪れること、すなわち、3年や冬のあいだの3ヶ月のことを意味します。

中国前漢王朝の曼倩は13歳から書を学び始め、3年や3ヶ月で文書を書くことができるようになり、史伝を読むことができるほどになったという故事から生まれました。

「倩」のことわざでの使い方や使われ方

・『麻姑を倩うて痒きを掻く』【まこをやとうてかゆきをかく】
「物事が思い通りになること」「思いのままに事が運ぶことの例え」を意味することわざです。

麻姑(中国神話に登場する仙女)に痒い所を掻いてもらうと気持ちが良いことから生まれた表現です。

まとめ

「倩」は訓読みでは「倩(うつく)しい」「つらつら」「むこ」「倩(やと)う」と読み、音読みでは「セン」「セイ」「ショウ」と読む漢字です。

そして、「倩」には「美しい」「口元が愛らしい」「むこ」「雇う」「つらつら」「つくづく」などの意味が含まれています。

タイトルとURLをコピーしました