門構えに甲で「閘」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「閘」の読み方を分かりやすく説明していきます。

門構えに甲で「閘」の読み方

「閘」という漢字は訓読みでは「ひのくち」と読み、音読みでは「コウ」「オウ」と読みます。

「閘」の意味や解説

「閘」には「水門」「ひのくち」「門をあけたてする」「せき止める」という意味が含まれています。

「閘」は左右両方が開く戸の象形たる「門構え」に尾をひいたカメの甲羅の象形である「甲」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「ひのくち(樋の口)」「池や川にて、水を流したり、せき止めたりする調節口」のことであり、「ひぐち」とも呼ばれています。

「閘」の熟語での使い方や使われ方

・『閘門』【こうもん】
「運河や放水路などで水量を調節するための堰」などを意味する言葉です。

・『水閘』【すいこう】
「灌漑などで水の流れを調節するために設けられた水門」「河川や運河などで水位差のある水域を船が通行可能になるようにした設備」を意味する言葉です。

・『閘船渠』【こうせんきょ】
「一定の水位が常に保てるように閘門を設けたドック」を意味する言葉です。

・『陸閘』【りくこう/りっこう】
「道路上に設けられ、堤防の役割を担う開閉できる門扉」を意味する言葉です。

・『ガトゥン閘門』【がとぅんこうもん】
「パナマ地峡を貫いているパナマ運河の閘門の1つ」などを意味する言葉です。

「閘」の名前での使われ方

・『閘』【ひのくち】
熊本県に見られる日本の名字です。

閘姓のルーツですが、江戸時代の頃、八代城に水を引いて、城代である松井氏から賜った姓と伝えられています。

・『閘前』【ひのとまえ/ひのまえ】
広島県に見られる日本の名字です。

まとめ

「閘」は訓読みでは「ひのくち」と読み、音読みでは「コウ」「オウ」と読む漢字でした。

そして、「閘」には「水門」「ひのくち」などの意味が含まれています。

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