この記事では、「渾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに軍で「渾」の読み方
「渾」という漢字は訓読みでは「渾(すべ)て」や「渾(にご)る」、「渾(ま)じる」と読み、音読みでは「コン」や「ゴン」と読みます。
「渾」の意味や解説
「渾」には「水が湧き出て、盛んに流れている様」や「混じる」、「濁る」、「全て」、「全く」、「ひとまとめにする」、「統べる」という意味が含まれています。
「渾」は流れる水の象形である「さんずい」に「軍」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「渾」の熟語での使い方や使われ方
・『渾渾』【こんこん】
「水が盛んに流れている様」や「水が尽きることなく湧き出る様」、「物事が尽きない様、とりわけ、弁舌などが滞ることなく爽やかな様」、「物が入り混じって、ハッキリしない様」を意味する言葉です。
・『雄渾』【ゆうこん】
「雄大で勢いが良いこと」、「詩文や書画において、淀みが一切なく堂々としていることやその様」を意味する言葉です。
・『渾沌』【こんとん】
「天地がまだ開けていない、不分明である状態」、「全てが入り混じっていて、区別がつけられない様」を意味する言葉です。
・『渾身』【こんしん】
「全身」や「満身」、「からだ全体」を意味する言葉です。
・『渾碧』【こんぺき】
「青一色」を意味する言葉です。
「碧」には「青色の美しい石」や「あお」、「みどり」、「あおみどり」という意味が含まれています。
まとめ
「渾」は訓読みでは「渾(すべ)て」や「渾(にご)る」、「渾(ま)じる」と読み、音読みでは「コン」や「ゴン」と読む漢字でした。
そして、「渾」には「水が湧き出て、盛んに流れている様」や「混じる」、「濁る」、「全て」、「ひとまとめにする」などの意味が含まれています。