木へんに吉と書く漢字には「桔」があります。
この記事では、「桔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに吉で「桔」の読み方
「桔」は音読みで「きつ」や「けつ」と読みます。
「桔」の意味
「桔」は植物の名前を示す時に使う漢字であり、「桔梗(ききょう)」と言う使い方は有名です。
「桔」の意味にはキキョウ科の多年草があり、ほとんどの場合は単独で使いません。
「桔」を使った「桔梗」は秋に咲く花として有名であり、こちらは秋の七草として人気があります。
「桔梗」は日本全国で見られる植物であり、秋の季語として俳句や短歌にも使われています。
「桔梗」の外見は綺麗なものが多く観賞用として人気がありますが、これ以外にも「桔梗」は生薬として使われることで有名です。
「桔梗」はサポニンという成分を含んでおり、これにカンゾウを加えたものは「桔梗湯」と呼ばれます。
「桔梗」は色々な歌に使われる言葉であり、こちらをモチーフとした紋所には「桔梗紋」があります。
「桔梗」は市の花として使われることも多く、地名や人名に使うことも可能です。
「桔」を使った人名としては俳優の「椎名桔平」さんなどが有名です。
「桔」の例文や使われ方
・『桔梗の花がたくさん咲いており、秋の到来を告げている』
・『桔梗色に染められた着物はとても美しくて気に入りました』
・『その武家の紋所は桔梗紋であり、地方でも有力な勢力だった』
まとめ
「桔」は「きつ」や「けつ」と読む漢字であり、こちらはキキョウ科の多年草を示す意味があります。
「桔」は「桔梗」という使い方をすることが多く、こちらは秋の季語や染物の色、紋所、人名などに使われます。
「桔梗」は観賞用以外にも生薬として使われます。