この記事では、「枦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに戸で「枦」の読み方
「枦」は音読みでは、「ロ」と読みます。
また、訓読みで「はぜ」、「はぜのき」、「ますがた」、「とがた」と読みます。
「枦」の漢字の意味や解説
「枦」は「枡形・升形・斗形(ますがた)」、「斗形・?(とがた)」などを表しています。
「ますがた」、「とがた」は、枡のような四角い形のことを言います。
他にも、「枦」は「ハゼ」、「ハゼノキ」を指しています。
「ハゼノキ」はウルシ科ウルシ属に分類される落葉高木のことで、「ハゼ」とも言います。
樹高は6mから10mあります。
「ハゼノキ」の開花時期は5月から6月頃で、黄緑色の小さな花が多く咲きます。
秋になると葉が紅葉します。
9月から11月頃に果実が熟し、冬の野鳥たちの食料にもなっています。
「枦」は「木」に「戸」と書きますが、「木」は「き」、「たちき」、「もく」、「材木」などの意味があります。
また、「戸」は「と」、「とびら」、「家屋を数える言葉」などを表しています。
「枦」の地名や名前での使われ方
・『黒神町枦ノ木ケ谷』【くろかみちょうはぜのきがだに】
鹿児島県鹿児島市にある地名です。
・『枦川』【はぜかわ・はぜがわ・はせがわ・はしかわ】
名字で用いられています。
・『新枦』【しんはぜ・しんはし・しんばし】
名字で使われています。
まとめ
「ハゼ」は漢字で「櫨」や「黄櫨」とも表記されます。
さらに、「ハゼノキ」の漢字表記は他にも、「櫨木」や「黄櫨木」があります。
別称として「トウハゼ(唐櫨・唐黄櫨)」、「ロウノキ(蝋木)」、「リュウキュウハゼ(琉球櫨・琉球黄櫨)」があります。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。