のぎへんに卑で「稗」の読み方とは?簡単に解釈

のぎへんに卑と書く漢字には「稗」があります。

この記事では、「稗」の読み方を分かりやすく説明していきます。

のぎへんに卑で「稗」の読み方

「稗」は音読みで「はい」と読み、訓読みは「ひえ」「稗かい」「こまかい」と読みます。

「こまかい」「細かい」と書くことが可能です。

「稗」の意味や解説

「稗」はイネ科の一年草を示す言葉であり、こちらは古代の日本において主食穀物として扱われていました。

「稗」はイヌビエから栽培化されたものであり、東南アジアと中国の品種に分類することが可能です。

「稗」と似ている品種にはインドビエがありますが、こちらはコヒメビエを栽培化したものです。

「稗」は古代日本では粒食や粉食として食べられていましたが、明治時代に米の栽培技術が発展したことから現在では食べる機会が少なくなりました。

現代では健康志向からこのような「稗」「粟(あわ)」を白米に入れる雑穀米が発売されています。

「稗」はこれ以外にも小さいことや細かいことを表す時にも使います。

「稗」の熟語での使い方や使われ方

・『稗蒔』【ひえまき】
「小さな鉢や水盆に綿を敷いて稗や粟を撒く盆栽」を表す言葉です。

これらは育て来ると小さい芽が出てきて青田のように見えることから、涼感を楽しむことが可能です。

・『稗官』【はいかん】
「小さな話や風評を集める仕事」を表す言葉であり、こちらは古代中国の官職名として使われていました。

・『稗史』【はいし】
「民間の説話や細かい話を集めて歴史風に描いたもの」であり、古代中国でよく作られていました。

「稗史」はこれ以外にも小説風の歴史作品を示す時にも使います。

まとめ

「稗」は古代日本やアジア地方で食べられていた穀物であり、現代ではこれに代わって米が主食となっています。

「稗」はこれ以外にも小さいことや細かいことを表す時に使うことが可能です。

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