「粛々と進めてまいります」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「粛々と進めてまいります」の意味
「粛々と進めてまいります」は、おごそかに、そしてひっそりと何かを進める場面で使用できる言葉です。
「粛々と」は、「おごそかに」や「ひっそりと」と言う意味を持ちます。
つまり、厳しい態度で、静かに物事を進める様子を「粛々と進める」と表現できるのです。
また、「進める」と「進めていく」にすれば、未来に向けた継続的行為を表現できます。
この「いく」の部分を「まいります」にすれば、謙譲語と丁寧語を用いた敬語にできるのです。
これらのことから、「粛々と進めてまいります」が、おごそかに、そしてひっそりと何かを進める場面で使用できる言葉であると分かるのです。
「粛々と進めてまいります」の敬語での使い方や表現方法
「粛々と進めてまいります」は既に敬語になっています。
ここでは、謙譲語の「まいる」を用いた敬語表現になっているのです。
たとえば、ある事件が発生したとします。
しかしあなたには、進めなければいけない業務があったのです。
このような場面で、「周囲の声に惑わされずに、業務を粛々と進めてまいります」と言うとよいでしょう。
これによって、静かに業務を進めるような様子を、上手に表現できるのです。
また、「粛々と進めてまいります」を別な敬語にする方法もあります。
たとえば「粛々と進めていきます」と表現できます。
この場合は、謙譲語の使用を除いた形になります。
また、「粛々と進めるつもりです」や「粛々と進める所存です」のように言い換える方法もあります。
この場合は、語尾を「ございます」に言い換える事も可能です。
このように、「進めてまいります」を色々な形に言い換える事が可能です。
同じような意味でも、言葉の使い方次第で印象が変化します。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「粛々と進めてまいります」の言い換えや使用例
・『このまま粛々と進めてまいります』
・『周囲に惑わらせず粛々と進めていきます』
・『いつもの通りに粛々と進めていくつもりでございます』
ここでは、「粛々と進めてまいります」の使用例を挙げています。
例文のように、前段に言葉を加えると、自然な表現になります。
また、「進めてまいります」を変化させれば、違う印象の表現にできるのです。
まとめ
このように「粛々と進めてまいります」は、おごそかに、そしてひっそりと何かを進める場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。
