この記事では「その通りです」について解説をします。
「その通りです」とは?意味
あなたが理解しているそのままだ、間違いはないといった意味です。
「その」は、聞き手が向き合っている物や事柄を指します。
「その眼鏡とって」といった場合は、「その」は聞き手の視界に入っている眼鏡を指しています。
「通り」は、理解、のみこみという意味です。
その他にも、人や車が行ったり来たりすること、またその場所のこと、同じ状態や方法であることなどの意味もありますが、この場合は理解、のみこみという意味で使用しています。
「です」は丁寧の意を表す語です。
「その通りです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
相手が確認してきたことに対して、それで間違いがないといった意味の言葉です。
この言葉は目上の人に対して使用することができます。
「です」と丁寧な意を表す語を使用しているので、目上の人に対して用いることが可能です。
しかし、失礼だと受け取られてしまう場合もあります。
「です」は丁寧の意を表す語で、尊敬の意を表す語ではありません。
もう少し丁寧な言い方には「おっしゃる」があります。
「言う」の尊敬語で、目上の人に対して使用しても失礼ではありません。
「おっしゃる通りです」とすれば、あなたが言っているそのもので間違いありません、といった意味になります。
たとえば、上司から「○○への出張は□日だったっけ」と聞かれたとします。
これに間違いがない場合、「その通りです」と答えることもできるし、「おっしゃる通りです」と答えることもできます。
「です」を使用するとよそよそしい感じがするので、同僚や親しい人には、「です」を使わずにこの言葉を用いることが多いです。
また、語尾に「ね」をつけると柔らかい印象になります。
これは友達のような親しい人にしか使用できません。
目上の人や取引先の相手に「ね」をつけた言葉を使うのは失礼です。
「その」が指すものが何なのかをはっきりさせるために、「その」が指すものを具体的にあげることもあります。
たとえば、「その」が資料を指しているなら、「その資料の通りです」とします。
「その通りです」を使った例文
・『まさにその通りです』
「その通りです」の返答や返信例
こちらが何かを質問して、それに対してこの言葉を返してきているので、こちらから返答をする必要はありません。
確認のために質問をしたなら、返答してくれたことに対してお礼を述べます。
まとめ
聞き手が向き合っている物や事柄について、間違いがない、言っているそのものだという意味で使用をする言葉です。
丁寧な言葉遣いではありますが、目上の人に対しては別のいい方をした方がよいこともあります。