くさかんむりに西で「茜」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「茜」の読み方を分かりやすく説明していきます。

茜」の読み方

くさかんむりに西で「茜」は、音読みで「せん」と読みます。

また、訓読みで「あかね」と読みます。

「茜」の意味や解説

「茜」は、「あかね」を意味します。

「あかね」「アカネ科アカネ属のつる性多年草植物のこと」を意味します。

根っこが茜色をしていることから、「あかね」と呼ばれるようになりました。

根を乾燥させると、赤黄色から橙色になり、赤い根から「あかね」となっています。

日本では本州と四国、九州に分布していて、山地や野原など、様々な場所で普通に見かけることができます。

根を晩秋に採集し、草木染に用いる「茜染(あかねぞめ)」がよく知られています。

また「茜」「あかね色」という意味があります。

先述した通り、「あかね色」は、「あかね」の根で染めた、沈んだ赤色のことを指します。

夕暮れの空の色とよく似ているため、「茜色の空」などという表現をすることもあります。

「茜」の熟語での使い方や使われ方

・『茜雲』【あかねぐも】
「朝日や夕日に照らされて、茜色をしている雲のこと」という意味があります。
沈んだ赤色をしている雲を見た時に、「茜雲」と呼ぶことがあります。
・『茜蜻蛉』【あかねとんぼ】
「アカトンボの別名」を意味します。
「アカトンボ」は、「トンボ科アカネ属のトンボの総称で、アキアカネやナツアカネのこと」という意味があります。
赤い体をしていて、特にオスは成熟すると真っ赤になります。
・『茜菫』【あかねすみれ】
「スミレ科の多年草のこと」を意味します。
日当たりの良い山野に自生する、高さ約10㎝の草で、葉は心臓の形をしています。
春になると、紅紫色の花をつけます。

まとめ

「茜」「あかね」と読み、植物の「あかね」や、その根の色から来ている「茜色」という言葉で、現在でもよく使われている漢字です。

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