この記事では、「梼」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに寿で「梼」の読み方
「梼」は音読みでは、「トウ」と読みます。
また、訓読みで「きりかぶ」、「おろ(か)」と読みます。
「梼」の漢字の意味や解説
「梼」は「檮」の俗字で、「切り株」や「おろかなさま」を表しています。
他にも、「梼の木」で「ユスノキ」と読みます。
「ユスノキ」は「柞・柞樹」の漢字表記もあります。
「ユスノキ」はマンサク科イスノキ属に分類される常緑高木です。
「ユスノキ」の別名として、「イスノキ(柞の木・柞・柞樹)」、「ヒョンノキ(瓢木)」、「ユシノキ(柞・柞樹)」、「ユス・イス(柞)」などがあります。
「ユスノキ」の開花時期は3月から5月頃で、10月頃に実がなり、黒く熟します。
葉に大きな虫こぶができ、その穴を吹くと、笛のような音がするところから、「ヒョンノキ」の名前が付けられたと言われています。
「梼」は「木」に「寿」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「材木」などの意味があります。
また、「寿」は「ことぶき」、「ことほぐ」、「ひさしい」などを表しています。
「梼」の地名や名前での使われ方
・『梼木』【うちき・うつき・うつぎ・ゆすき・ゆずき・ゆずりき】
・『梼原』【 ゆすはら・ゆずはら】
・『梼山』【とうやま・ゆすやま】
いずれも名字で用いられています。
まとめ
「梼」と関連した言葉としては、「?(チュウ・ジュウ・ジュ・ともがら)」、「鋳(チュウ・シュ・い(る))」、「畴(チュウ・うね・たぐい・だれ・むかし・さき(に). むく(いる))」、「祷(トウ・いの(る)・まつ(る))」、または、「涛(トウ・なみ)」などがあります。
言葉の読み方や意味を知り、適切に使えるようにしていきたいものです。