「夏目雅子」の死に際とは?晩年や最期(死因)など分かりやすく解釈

儚く消えた昭和芸能史上に残る美女とは?

この記事では夏目雅子の晩年と最期について解説します。

「夏目雅子」とは?簡単に説明

夏目雅子は1970年後半に活躍したモデル出身の女優です。

活躍した期間は短期間ながらも、その美貌は昭和の芸能史に強烈なインパクトを残しました。

ブレイクしたきっかけはカネボウ化粧品のキャンペーンガールに選ばれたことからでした。

ドラマでは「堺正章」主演「ゴダイゴ」がOP、EDを務めた『西遊記』で三蔵法師役を熱演。

日曜日夜のゴールデンタイムの作品だったこともあり、ここでさらなるファン層を拡大したことで、さらに飛躍。

映画に舞台と活躍していくことになります。

「夏目雅子」の死に様

1985年2月からのPARCO劇場での『愚かな女』公演の舞台稽古中から、彼女の体調不良はあからさまなものとなります。

頭痛や通常では考えられない大きさの口内炎などの症状が発現。

体調不良を内密にしたままスタートした公演でしたが、彼女の体調不良は明らかでした。

共演者である「西岡徳馬」らの説得により、半期を残した同年2月15日に慶応大学病院へ入院します。

検査の結果は急性骨髄性白血病でしたが、最期の時まで本人には明かされることはありませんでした。

二度に渡る化学的療法、いわゆる抗がん剤の効果は薄く、副作用が激しい新薬の投与に関しては彼女自身の選択に任されることとなりました。

復帰を熱望していた彼女は新薬での治療を開始。

眼底出血や脱毛といった抗がん剤の副作用に見舞われるもそれを乗り越え、白血病自体は寛解していたと言います。

しかし好事魔多し、夏の終わりに最悪の事態を迎えてしまいました。

それは現在の副作用の少ない抗がん剤でも起こり得るリスクである免疫力低下による感染症です。

彼女の場合は肺炎にかかってしまい、僅か数日のうちに肺機能を喪失。

9月11日午前10時16分に永眠することになりました。

まだ27才のことでした。

「夏目雅子」の死に様の信憑性

元来は彼女の死は白血病であると言われていますが、2010年代に2つの情報が巷に流れました。

1つは彼女が中国シルクロードロケ中に被爆して、その影響で白血病になったというもの。

しかしこれに関しては『西遊記』のドラマ部分は日本の関東近郊でロケハンしており、彼女は中国に行っておらずデマと確定しています。

もう1つは2019年に放送されたフジテレビ『直撃!シンソウ坂上』での夏目雅子特集です。

白血病に劇的な効果のある新薬が出たのは2000年以降のこと。

現在の分子標的薬のように効果があるかどうかは実際に使ってみなければわからない時代でした。

二度の抗がん剤の使用後に提案された新薬は副作用が強烈なもので命を落とす可能性もあるようなものでした。

それを克服し、白血病は寛解に向かいながらも抗がん剤使用の一番のリスクである免疫力低下による熱発、肺炎によって亡くなったことが明らかにされました。

「夏目雅子」の小ネタ等

美人薄命を地でいった伝説の女優であるため、節目の年には彼女の特集番組が放送されています。

ドラマにもなっており、最期の舞台となった『愚かな女』の降板を巡っての鬼気迫るシーンは必見だと言っていいでしょう。

まとめ

1985年9月11日午前10時16分、27才の若さで夏目雅子はこの世を去っています。

死因は長らく急性骨髄性白血病と言われていましたが、白血病自体は寛解していた新事実が近年明らかになりました。

死因は抗がん剤使用の副作用、免疫力低下による感染症で肺炎を起こし、肺不全を起こしたことでした。

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