この記事では、「沖雅也」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「沖雅也」とは?
沖雅也とは大分県出身の俳優で、大人気テレビドラマ「太陽にほえろ!」のスコッチ刑事役が有名です。
16歳の時にスカウトされ、ファッション誌のモデルとなりました。
映画「ある少女の告白 純潔」で俳優としてデビューします。
1969年にはエランドール新人賞を受賞しました。
その後はテレビドラマに活動の場を移し、「必殺仕置き人」の棺桶の錠役に抜擢されます。
1976年から「太陽にほえろ!」に出演すると、大人気となりました。
「沖雅也」の晩年
沖雅也は晩年、俳優としての仕事が立て続けに入っており、忙しい日々を過ごしていました。
1978年には「大追跡」や「姿三四郎」「俺たちは天使だ!」等、様々なテレビドラマに出演しています。
映画のオファーも多数あり、本人も出演したいと思っていたようですが、映画は撮影に時間がかかることを理由に事務所の方針でテレビドラマに出演することが多くありました。
また、「太陽にほえろ」は元々半年の契約だったため降板しましたが、視聴者から復活させてほしいという要望もあり再度出演しています。
俳優としてのキャリアは順調そのものでしたが、プライベートでは精神的に不安定になることが多かったといいます。
躁うつ病と診断されて、2週間入院したこともあります。
「沖雅也」の死に様
沖雅也は1983年6月26日、東京都内のホテルの最上階から飛び降り自殺をしました。
警備員が制止しましたが、それを振り切り飛び降りたのです。
全身を強く打ち即死しています。
まだ31歳という若さでした。
人気絶頂の中での突然の死というニュースは、世間に衝撃を与えました。
「沖雅也」の死に様の信憑性
沖雅也は、遺書を残していました。
所属事務所の社長で、養父でもある日景忠男という人物に宛てたものです。
そこには「おやじ涅槃で待つ」と書かれていました。
また、ホテルにチェックインする際に本名ではなく、偽名を使っています。
以前、演技指導を受けたことがあるつかこうへいの名を使っていました。
そのことを詫びる言葉も残されていたといいます。
葬儀ではつかこうへいが葬儀委員長を務めました。
まとめ
沖雅也は俳優として立て続けにドラマや映画に出演していました。
しかし、躁うつ病を患うなど精神的には不安定な状態になります。
そして人気絶頂の中、ホテルの最上階から飛び降りて亡くなります。
享年31です。
