この記事では、「定量的」と「定性的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「定量的」とは?
数字に関するさまを意味する「定量的」。
例えば、ある物質にその成分がどれだけ含まれているかを表す場合などに用いられます。
また、「定量的」には、数値や数量で表されるさまといった意味もあります。
このように、「定量的」には、物事の状況、物事の状態を数字にして表すことができるといった意味があります。
例えば、ビジネスにおいて、具体的な目標を掲げる際には、目標とする数字を明確にして掲げることになります。
それは、「定量的な目標」となります。
「定性的」とは?
性質に関するさまを意味する「定性的」。
例えば、ある物質にその成分が含まれているのか、含まれていないのかを表す場合などに用いられます。
また、「定性的」には、数値や数量で表せないさまといった意味があります。
このように、「定性的」には、物事の変化などにおいて数字で表すことはなく、言葉や文字などで表すといった意味があります。
ビジネスにおいて数値化することは大切ですが、時には、なぜ、そのような結果になったのか。
などといった数字では表せない「定性的」な考え方も大切になります。
「定量的」と「定性的」の違い
「定量的」と「定性的」は、対義語関係にあります。
「定量的」は、数字や数量で表されるさま。
そして、「定性的」は、数字や数量で表せないさま。
となります。
数字や数量で明確に表すことが「定量的」で、数字や数量ではなく、言葉などで表すことが「定性的」といった違いになります。
「定量的」の例文
・『定量的に説明するため、より詳しい調査が必要です』
・『今回の結果を基に定量的な分析を行い、改善点をまとめる必要がある』
「定性的」の例文
・『数字で結果を残すことはできなかったものの、定性的な面では結果を残すことができた』
・『しっかりと把握するためには、定性的に理解することも大切です』
まとめ
以上のように、「定量的」と「定性的」は対義語関係にある言葉になります。