この記事では、「冷風機」と「冷風扇」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「冷風機」とは?
周囲の空気を吸い込み、熱を排出して部屋を冷やすのが「冷風機」【れいふうき】です。
工事も不要で、付属の排熱ダクトを窓の外に出せば熱い風が排出されるので、冷たい空気が部屋の中に流れます。
機種により違いはありますが、木造建築であれば7畳から9畳、鉄筋やプレハブは10畳まで涼しくできるものが多いところも魅力です。
加湿したり、除湿できる機能があったり、扇風機のように風を吹き出して快適に暮らせます。
風は16から31℃と幅広く変えられますし、風が出るルーバーは手で左右上下に調整できるのも魅力です。
「冷風扇」とは?
気化熱によって水を空気中に蒸発させる「冷風扇」【れいふうせん】は、冷やした空気を風にして送り出し、部屋の高い温度を低くします。
風を出すときは水で冷やして送り出すため、肌に当たれば涼しく感じて快適に過ごせるのです。
打ち水の原理と同じで、風が吹き付ける部分は涼しくなります。
タンクに冷やした保冷剤や水、氷を入れるとほどよく冷えた冷たい空気をファンで送り出される仕組みです。
机の上に置ける小型が多くあり、好きな場所に置いてほどよい風を出せます。
「冷風機」と「冷風扇」の違い
「冷風機」と「冷風扇」の違いを、分かりやすく解説します。
熱い空気を排熱ダクトから外に出し、不快な部屋を快適にするのが「冷風機」です。
除湿モードがあるものは結露を防ぎ、カビやダニの繁殖しない効果があります。
扇風機のように心地良い風を強弱で設定できたり、タイマーが付いていれば切る時間を設定でき、安心して就寝できます。
キャスターが付いているので移動でき、600Wの消費電力なら1時間の電気代は13円ほどになるのが一般的です。
もう一方の「冷風扇」は「冷風機」よりも吹き出す風が弱く、あまり気温が高くない日に最適になります。
「冷風機」よりも冷え過ぎないため、お年寄りや冷え性の女性にも選ばれ、保冷剤や氷を入れるとさらに低い風が吹き出す製品です。
まとめ
機と扇の違いから送り出す風の冷たさも異なります。
どう違うか家電店や動画で比較してみれば、機能や風の温度も比較できるでしょう。