どちらもあまり好ましい食事の方法ではない、食べ方の違いを解説!この記事では、「偏食」と「ムラ食い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「偏食」とは?
文字通り食事内容の偏りです。
基本的には自発的意思で食事内容を取捨選択している事を指します。
単純にいえば物の好き嫌いであり、過度でなければ心配する必要もないと言えるでしょう。
ただし過度の「偏食」は病気に繋がります。
1970年代にインスタントラーメンの普及から脚気が増えた事で現在のインスタントラーメンにビタミンB1が添加される様になったのは有名な話。
また当然ながら長期期間「偏食」を続ければ弊害として生活習慣病のリスクも跳ね上がります。
「ムラ食い」とは?
子供の幼少期やペットの犬・猫の「ムラ食い」に心配した事は誰しも経験があるのではないでしょうか。
「ムラ食い」は食べる量や時間、時には「偏食」を兼ねる時もあります。
ただし1日3食になったのは江戸時代の中期であり、地方では1日2食も珍しくありませんでした。
犬や猫の祖先や野生動物に関しても食べれる時に食べて、その後絶食が続くのは珍しくありません。
自然の摂理であり心配は不要とも言えますが、あくまでも健常であってのこと。
発熱はもちろんのこと、痛がる素振りを見せないか等経過観察は必要だと言えるでしょう。
「偏食」と「ムラ食い」の違い
「偏食」と「ムラ食い」の違いを、分かりやすく解説します。
「偏食」はいわば食事内容の好き嫌いであり、自発的意思による選り好みだと言っていいでしょう。
自然に治る事も多いですが、小さい頃の食事の好みが成人になっても尾を引くのは珍しくありません。
栄養の偏りは発生します。
「ムラ食い」は食べる量や食べる時間が一定していない事を指します。
自発的意思ではありますが、元々1日3食が定着したのは江戸時代のこと。
それまでは1日2食が当たり前でした。
また自然の摂理からしても腹が空いた時に食事を摂る行為自体は至極当然のことだと言えるでしょう。
しかし幼児や愛玩犬・猫においては時として体調不良を抱えている可能性もあるため、留意が必要だと言えます。
まとめ
「偏食」は食事内容について自分の意思でその食事内容によって食べる食べないを取捨選択する行為。
文字通り食事内容の偏りは栄養の偏り繋がります。
近年日本で脚気患者が増えているのは「偏食」が理由なのも少なからずある事でしょう。
一方の「ムラ食い」は食べる時間や量が不安定な事を指します。
ある意味自然の摂理とも言える反面重篤な病が潜んでいる可能性もあるため注意する必要があります。