名犬ラッシーはどっち?
この記事では、「シェットランドシープドック」と「コリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シェットランドシープドック」とは?
日本での別称は「シェルティ」。
70〜80年代に非常に人気のあった犬種で「ビートたけし」をはじめ著名人の愛犬としても有名で愛好家が多数存在していました。
「コリー」とよく似た風貌なのが特徴ですが、「ボーダーコリー」や「ラフコリー」と違って中型犬で飼いやすいのが特徴。
品種改良された小柄の「シェルティ」も見られますが、それでも10kg前後の体重にはなります。
寿命は13〜15年前後。
スコットランドのシェットランド諸島が原産の牧羊犬として有名です。
頭がよく快活で人によく懐く特徴をもつ反面、神経質でよく吠える事が近年登録数が減った理由とも言われています。
「コリー」とは?
1950年代のアメリカのテレビドラマ『名犬ラッシー』で世界的なブームを巻き起こした犬種としてあまりにも有名。
その性格も「シェルティ」同様に快活ですが、その体格同様におっとりした個体が多いとも言われます。
原産のスコットランドでは牧羊犬としてだけではなく作業犬としても使役されていました。
ドラマでは多々人を救助する事もありましたが、大型犬である事から様々なシーンで人の補助役を担い、水難救助犬など実際に活躍していたようです。
「ラフコリー」は前述した様に大型犬であるため、完全室内飼いは限られる事や近年の日本ではブリーダー自体が減っている事もあり、入手が難しくなりつつある犬種です。
「シェットランドシープドック」と「コリー」の違い
「シェットランドシープドック」と「コリー」の違いを、分かりやすく解説します。
基本的に色がセーブルの個体は一見ではよく似て見えますが、実際に細かく見ると相違点が見られます。
体格は「コリー」の方が遥かに大きく大型犬であり、人を水難救助できるほどです。
一方の「シェルティ」は15キロ程度が標準的だと言えるでしょう。
いわゆる中型犬の部類に入ります。
また鼻と口のマズルの長さも「コリー」の方が長いため、顔が長く見られがちだと言っていいでしょう。
このあたりは「秋田犬」と「柴犬」の和犬6種類の外見にも通じる部分があります。
性格的には両者ともに頭が良く人に懐くもの「シェルティ」は神経質で吠えがちなため、それが近年登録数を減らしている1つの要因とも言えます。
一方の「コリー」は性格は大らかなものブリーダー自体の減少や大型犬で室内飼いがしづらい事が登録数減少の要因だと言えるでしょう。
まとめ
「シェットランドシープドック」は「シェルティ」で呼称される牧羊犬。
中型サイズで人に良く懐き頭も良いもの神経質で吠える事もあり、80年代をピークに登録数は減っています。
「コリー」は主に「ラフコリー」を指します。
大型犬であり、牧羊犬としてだけではなく作業犬、救助犬としてドラマさながらの活躍をかつては見せていました。
世界的人気犬種ですが、大型犬である事やラッシーブームから半世紀が過ぎブリーダーが減少。
現在では両者ともにピーク時よりも登録数を減らしています。