この記事では、「システマティック」と「システミック」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「システマティック」とは？
役割分担された機能を結合させれば、特定の目的に対して有効に働いてくれることを「システマティック」といいます。
このことで外部の環境(システム)に適したものとなり、さらには同じ要素が集まったとしても、人間が利用するため目的ごとに設定すると違うシステムとして認識するわけです。
この言葉の使い方としては、「システマティックに分析する」といえば自分なりではなく、組織的に問題を分けて解析するという意味になります。
「システミック」とは？
ちょっとした間違いによりシステム全体に取り返しがつかないほどの影響を与えることを「システミック」といいます。
使い方としては、「システミックリスクが起きた」といえば一部のみならず、金融機関のシステム全体に問題が起きて、取引まで麻痺するという大変な状況になった緊迫する現状を伝えられる言葉です。
また、「全身の」という意味もあり、医療においては一つの病気が色々な臓器に転移して、酷い症状を起こします。
「システマティック」と「システミック」の違い
「システマティック」と「システミック」の違いを、分かりやすく解説します。
自分なりの考察や思考などは省き、組織的、体系的に物事を考えるといった意味で使われているのが「システマティック」です。
日本では「システマチックな考え」といった良い方して、いかに組織的な考え方をするか示します。
元々は「システム思考」が元になっている理論を指した考え方や戦略案、解決方法を意味する言葉でした。
「システマティック」の例文
・『すぐ解決策を出すのではなく、システマティックな考えを取り入れる』
・『システマティックな人は独創的な考え方ができず、実に体系的だ』
「システミック」の例文
・『システミックリスクが起きて、証券取引所は復旧に3日間も要した』
・『色々な臓器にシステミックが起きた入院患者が、手術後すぐ亡くなった』
まとめ
似ている言葉ではありますが、意味や使い方に違いがありますので、どのような状況のときどちらを使えばいいか目を向けて使い分けてみましょう。
