この記事では、「ご多忙の折」と「ご多忙の中」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご多忙の折」とは?
忙しいとき、といった意味です。
「ご多忙」は「多忙」を敬意を表す形にしたものです。
「多忙」は、非常に忙しいことを意味します。
「ご」は、他人の行為を表す語について、その人に敬意を表します。
この場合は、忙しくしている人を敬っています。
「折」は、機会、ある時点という意味です。
この言葉は、依頼をしたり、感謝を伝えたりする際に用います。
依頼の際は、忙しい相手を気遣う意味があります。
頼み事を伝えるだけよりもこういった一言を添えた方が、穏やかな伝え方になります。
感謝の場合は、忙しいのに何かをしてくれたことを、ありがたく思っている気持ちを表します。
この後に言葉を続けて使うものです。
「ご多忙の中」とは?
忙しいところ、といった意味です。
「中」は、物事が進んでいるところ、ある状態が続いているとき、という意味です。
「ご多忙の中」という場合は、今忙しい最中であるといった意味になります。
この言葉は、依頼をしたり、感謝を伝えたりする際に用います。
たとえば、ある人が集まりに参加をしてくれたとします。
他にもやるべきことがあり暇ではないのに参加してくれたことは、ありがたいことです。
それへの感謝を示す際に、「ありがとうございます」などお礼の言葉とともにこの言葉を使用します。
後に言葉を続けて使うものです。
「ご多忙の折」と「ご多忙の中」の違い
「ご多忙の折」と「ご多忙の中」の違いを、分かりやすく解説します。
意味に大きな違いはありませんが、前者は「ある時点」、後者は「最中」という意味合いである点が異なります。
どちらも、依頼をしたり、感謝を伝えたりする際に用いられています。
この後には言葉が続きます。
まとめ
忙しいという意味を持つ点は似ていますが、一方はある時点、もう一方は最中という意味合いである点が異なります。
