この記事では、「cc」と「ミリリットル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「cc(シーシー)」とは?
「cc」とは、“cubic centimetre”(キュービックセンチメートル)の略であり、「立法センチメートル」(cmの3乗)を意味する単位です。
したがって、1cc=1cm×1cm×1cmとも解釈できます。
ちなみに、「cc」は国際単位系や日本工業規格(JIS)などでは使用が認められておらず、日本の計量法にいても「cc」ではなく、「立法センチメートル」を使うことが望ましいとされています。
また、医学においても処方箋などで「cc」の使用を廃止しようという動きが起きています。
これらは「cc」が「00」や“units”の“U”と見間違いやすいことに起因しているそうです。
現に、統計によれば、アメリカの医学上で、略語が原因のミスのうち、12. 6%が「cc」によるものというデータもあります。
逆に、小さじ1杯分=5cc、大さじ1杯分=15cc、1カップ=200ccなどのように、料理で必要量を示すときなどは今でも「cc」がよく使われています。
「ミリリットル」とは?
「ミリリットル」とは、「1リットルの1000分の1の体積」を意味する単位であり、「ml」とも表記されます。
「mm(ミリメートル)」や「mg(ミリグラム)」のように接頭辞「ミリ」には「1000分の1」という意味が含まれています。
「cc」と「ミリメートル」の違い
「cc」と「ミリメートル」の違いを、分かりやすく解説します。
結論から述べると、「1cc」=「1ミリメートル」であり、同じ体積を表す単位になります。
「cc」は「センチメートル」を基準としており、「ミリリットル」は「リットル」が基準とされている点に違いがあります。
ちなみに、「cc」は見間違いやすいとの理由から使用が認められていなかったり、廃止しようという動きがあるため、なるべく「ミリリットル」を使うのが望ましいと言えるでしょう。
まとめ
「cc」と「ミリリットル」はどちらも同じ体積を表す単位です。
ただし、「cc」の使用はあまり好まれていないため、なるべく「ミリリットル」を使用した方がよいとのことでした。