この記事では、「つけペン」と「万年筆」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「つけペン」とは?
ペン先にインクを付けて文字を書くのが「つけペン」で、軸とは分離されています。
分離されていれば自分好みでより好きなものを選んだペンにできるのが利点です。
持ち方やどのような文字を書きたいか、目的に応じて使い分けられるようになっています。
例えば、細い線を描きたいと思うイラストに使うときや、太い線で感情を表現したいと思う場面で使い分けるのです。
18世紀前までは貴族や王族が使っていたペンであり、手紙や書類にも字を書くとき用いられていました。
文字がかすんだ際はペン先にインクを付ければ繰り返し使えます。
「万年筆」とは?
細い文章を書くとき重宝する「万年筆」【まんねんひつ】は、軽く紙にペン先を当てるだけで文字が書けるのが魅力です。
紙面に対して45度から60度になるよう気持ち斜めにして紙面の上をまるで滑らせれば、筆記体も美しく書けます。
色の濃淡は筆圧によって変えられるため、心を込めた温かみがある文字や、深みを感じられる文章になるので、受け取った側に心が通じる手紙が書けるのです。
使われているインクの色はブルーブラックが一般的ですが、雨に濡れても文字が落ちず、書いてから何年経っても字がかすれません。
長持ちさせるには、定期的に紙や布でペン先を拭き、汚れや繊維を取り除く作業が必要です。
「つけペン」と「万年筆」の違い
「つけペン」と「万年筆」の違いを、分かりやすく解説します。
細い描線を描くときや、繊細なタッチの絵画を描くときよく使われているのが「つけペン」です。
ペン先にインクを付ければまた文字が書けるようになります。
ペン先と軸は分離できるため、描く場面によって細さを変えられるのが魅力です。
インクの色はピンク、赤、茶、緑、青といった種類が揃います。
もう一方の「万年筆」のインクはブルーブラックが選ばれていて、文章を書くのに最適な筆記用具です。
刻印が上になるよう意識して持って書き、コンバーターは3年程度で交換するのが目安になります。
毎日1000文字を書いても10年ほど持つ「万年筆」に対し、「つけペン」は壊れなければいつまでも長く使えるのが利点です。
まとめ
同じ筆記用具を指すものですが、インクの色や寿命、形状といったものに違いがあります。
画像やメーカーの公式サイトで情報を得てみるといいでしょう。