物事や真理を明らかにすることを表す言葉には「解明」や「究明」があります。
この記事では、「解明」と「究明」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解明」とは?
「解明」とは物事を解き明かすことや、不明な点や物事を明らかにすることを示す言葉です。
「解明」する対象には文化や歴史、社会問題、事件、真相、原理、法則、疑惑など様々なものが存在します。
「解明」の類義語には「糾明(きゅうめい)」がありますが、こちらは犯罪や悪事に対して問いただすことや追求して明らかにすることを示す時に使う言葉です。
事件や真相などが全て明らかになることを示す言葉には「全容解明」があります。
「究明」とは?
「究明」とは真理や道理を追求することを示す言葉であり、これらを明らかにすることを示す時に使います。
この言葉に使われている「究」は極るや突き詰めるという意味の言葉であり、研究や究極、追究、探究などがあります。
「究明」とは世界の道理や真理などを解明することを示す意味であり、研究や思考、哲学などで使われる言葉です。
「解明」と「究明」の違い
「解明」は物理的な物事や法則、真実、真相、原理、文化などを調べて明らかにすることを示す言葉です。
「究明」は概念的な真理や道理を追求することを示す言葉であり、研究や哲学的な思考に対して使われる言葉です。
「解明」の例文
・『事件の全貌が解明されたことによって、犯人の候補が一気に絞られました』
・『宇宙の法則を解明するのはまだまだ時間が掛かりそうだが、量子コンピュータがあればきっと早まると思います』
「究明」の例文
・『その哲学者はいつでも真理の究明を忘れないようにしています』
・『宇宙の法則と真理の究明は人類の課題であり、科学技術の発展がこれを手助けするだろう』
まとめ
「解明」は物理的な物事や知らないことを調べて明らかにすることを示す言葉です。
「究明」は概念的な真理や道理を追求することを示す言葉です。