「初志貫徹」と「終始一貫」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「初志貫徹」【しょしかんてつ】と「終始一貫」【しゅうしいっかん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「初志貫徹」とは?

自分が掲げた志はどのようなことがあっても最後まで貫き、変えないことを「初志貫徹」【しょしかんてつ】といいます。

最初の気持ちをしっかり持つことを「初志」の意味になり、そこに最後まで貫くといった意味合いがある「貫徹」を掛け合わせた言葉です。

自分は人のために生きると志を掲げれば、ずっとその考えを曲げずに生きると誓う意味が込められています。

「終始一貫」とは?

最初から最後までずっと行動が同じ人を指す言葉が「終始一貫」【しゅうしいっかん】です。

ほとんど変わらぬ行動や態度を見せる人は周囲の考え方や動きに惑わされず、自分の主張を曲げないで貫くといった行動を見せるのです。

このように、初めから一つの態度を変えずに自分をしっかり持ち、相手に流されない気持ちを持つと伝えます。

「初志貫徹」と「終始一貫」の違い

「初志貫徹」「終始一貫」の違いを、分かりやすく解説します。

一番初めにやりたいと思うことを掲げた後、その目標に向かってしっかり地に足を付けて歩くといった意味を持つのが「初志貫徹」です。

もう一方の「終始一貫」はずっと変わらぬ態度を貫き、自分の主張を周囲に伝えます。

貫くといった部分を強調して使う言葉であり、考えを変えずにしっかり最後まで伝えるといった人の行動や態度を指すといったところが違う点です。

「初志貫徹」の例文

・『初志貫徹の精神があったからこそ、幾つも危機を乗り越えられた』
・『子供の頃に掲げた初志貫徹を達成し、今では人を助ける仕事をしている』

「終始一貫」の例文

・『兄の終始一貫した行動は人から信用され、安心感を与える』
・『友人の終始一貫の態度は実に勇敢に感じて、応援したくなる』

まとめ

どちらも自分が掲げたものを貫くといったとき使う言葉ですが、使い方に違いがありますので、うまく使い分けてみるといいでしょう。

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