人は、無条件に褒められると、様々なしがらみや世間体も忘れて喜んでしまいます。
口では、否定していても、まんざらではないということでしょうか。
ここで出てきた「まんざら」とは、改めて考えてみると何だかわからなくなります。
また、似たような言葉で、「あながち」というのもすぐには理解できないという人も多いでしょう。
この記事では、「まんざら」と「あながち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「まんざら」とは?
「まんざら」とは、漢字で書くと「満更」になります。
「更」が、「新しいもの」という意味であることから、「満更」は、「フルに新しいこと」であり、このことを、言葉を替えルト「期待していたものと全然違う」というのが一般的な意味になります。
しかし、実際に使用される場合には、ほとんどのケースで、「まんざらでも無い」と否定形で使われます。
「まんざらでも無い」とは、「期待していたものと全く違うわけではない」となり、「少しは期待していた」、あるいは「ちょっと思っていた」と同意となります。
実際には、本当はかなり同意しているのだけど、それを素直に言うとはしたないので、軽めに言っているというのが事実です。
「あながち」とは?
「あながち」とは、漢字で書くと「強ち」になります。
意味としては、「必ずしも」とか「一概には」となりますが、やはり、後に否定形を伴って使用されるケースがほとんどなので、「あながち、?では無い」という形で使われます。
これは、「必ずしも、?というわけでは無い」という意味になります。
「まんざら」と「あながち」の違い
「まんざら」と「あながち」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、日常会話ではあまり使われないこと、また、否定の表現と一緒に使用され、表向きは消極的に肯定するような時によく使われるということでは似たような言葉とも言えます。
違うのは、「まんざら?無い」の方が、「あながち?無い」に比べると「肯定の度合い」が大きいということです。
数字で言えば、肯定が90%以上の「まんざら?無い」と60%程度の「あながち?無い」というくらいになるでしょうか。
「まんざら」の例文
「まんざら」の例文は以下のようになります。
・『初対面の人に、スーツの趣味を褒められると、まんざら悪い気はしません』
・『あなたとは、知り合ってもう1年なので、まんざら知らない仲でもありません』
「あながち」の例文
「あながち」の例文は以下のようになります。
・『天気予報は、占いのレベルであるというのは、あながち間違いとも言えません』
・『あの事件に関して、雑誌社に掛かってきた密告の内容は、あながち嘘だとは言えません』
まとめ
この記事では、「まんざら」と「あながち」の違いを、解説してきました。
「まんざら」とか「あながち」のような言葉は、一瞬は簡単に見えますが、意味を説明しろと言われても簡単ではないものの代表と言えるでしょう。
また、実際にこれらの言葉が会話の中で出てきたのを耳にしたことは、無いという人が多いのではないでしょうか。
このような、見た目は平易そうで、文語中心に使用されるような単語は、実はたくさんあります。
もし、普通の会話で耳にしたら、それはかなりの幸運と言えるでしょう。