「嗜虐心」と「加虐心」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「嗜虐心」「加虐心」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「嗜虐心」とは?

生き物が苦しむ姿を見て楽しむ嗜好を「嗜虐心」【しきゃくしん】といいます。

あえて苦痛を与えて、悶える表情や苦しんで転げまわるといった姿を見てはこのうえない快感を覚えるのです。

悪趣味ともいい、周囲から見ればあまりいいとは思えない嗜好を指すのです。

また、人間だけではなく、動物が苦痛に顔を歪めるその様を見て喜ぶあたりも、人間の残虐さが垣間見られるところです。

「加虐心」とは?

故意に人を虐めては喜ぶ人の心理に焦点を当てた言葉が「加虐心」【かぎゃくしん】です。

人を苦しめては嬉しい気持ちになる人の愚かさと、残虐さが垣間見られる言葉になります。

相手に対して自分が考えた方法により、心から痛いと思う気持ちにさせたいと思う気持ちを指します。

何度も同じ行為を繰り返して、相手を虐め抜くといった残酷なやり方で追い込むところが酷いのです。

「嗜虐心」と「加虐心」の違い

「嗜虐心」「加虐心」の違いを、分かりやすく解説します。

人だけではなく、動物も苦しめては痛む表情を見て楽しむ嗜好を「嗜虐心」といいます。

命があり、痛いという感覚を持つ生き物が苦痛で顔を歪めるその姿を見て嬉しがるというかなり悪趣味を指すのです。

もう一方の「加虐心」は人を精神的に虐めたいと思う心理に焦点を当てている言葉にもなり、ときに自分でも怖いと感じます。

「嗜虐心」の例文

・『嗜虐心を刺激された者は、もっと相手を苦しめたいと次の手段を考えた』
・『嗜虐心をくすぐるため、複数の動物へ同時に苦痛を与えて楽しんだ』

「加虐心」の例文

・『加虐心をくすぐられると、さらに苦しめたいと思う兄だった』
・『人が苦しんで泣いている姿に興奮した弟は、加虐心を弄ぶ』

まとめ

悪趣味とも言える嗜好を楽しむ言葉を2つご紹介しましたが、自分なりにどう使えばいいか学び、使い分けてみるといいでしょう。

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