「階段」と「きざはし」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「階段」「きざはし」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「階段」とは?

一歩ずつ踏みしめていくように技術や知識を身に付けていき、成長していく意味で使われているのが「階段」【かいだん】です。

「大人の階段を上がる」といえば、様々な経験を積み重ねていき、立派な大人になるという意味として使います。

他にも「人生の階段を上がる」なら、自分に与えられた試練から逃げず、辛い、苦しいことも乗り越えれば打たれ強い根気がある大人になれるのです。

「きざはし」とは?

離れている者に自分がどの位置にいるか伝える言葉が「きざはし」です。

この言葉は「刻」からきているものであり、離れた場所に行くとき、揃ったように段々が見えるところからきています。

また、城に築かれた多くの段差がある階段の一番上にある王様が座る椅子に簡単には行けない家臣が、一番下にいる近臣へ代わりに用件を伝えてもらう状況から離れている位置を指すようになりました。

「階段」と「きざはし」の違い

「階段」「きざはし」の違いを、分かりやすく解説します。

段差を上がれば2階に行ける「階段」は、上を目指して上がるという意味で使う言葉です。

今の状況よりもさらにいい状態になるように与えられただけでなく、自らが進んで仕事や恋愛、人間関係に足を踏み入れて人生を開拓していくという意味も含まれています。

もう一方の「きざはし」は会社で一番上にいる会長や社長といった立場ある人を指して、自分の考えた意見を伝えられるよう前向きに行動するわけです。

「階段」の例文

・『妹は自ら大人の階段を上がるため、実家を出て都会で生活を始めた』
・『兄はあやまって間違った階段を選び、人生を台無しにした』

「きざはし」の例文

・『きざはしに座る社長は社員に目を配り、能力に応じた仕事させた』
・『寺で一番権力を持つ者がきざはしに座り、修行僧を見ていた』

まとめ

段差を踏みしめていく「階段」を人生に重ねて使ってみたり、王様の座る高い位置までの距離を指す「きざはし」を取り上げてどのような距離感があり、どう行動すればいいか自分なりに考えてみるといいでしょう。

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