この記事では、「テッセン」と「クレマチス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「テッセン」とは?
「テッセン」とは、キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)に分類されている蔓(つる)性の多年草のことを言います。
「テッセン」は漢字で「鉄線」、または「鉄仙」と表記します。
この名前の由来は、蔓が鉄線のように、強いことから来ています。
「テッセン」の原産地は中国です。
草丈は1mから3mくらいで、開花時期は5月から7月頃です。
10㎝前後の花が咲き、6枚の花びらがついています。
花の色は、白、紫、青紫などがあります。
「クレマチス」とは?
「クレマチス」とは、キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)に属している木本、または草本の多年草の総称を表しています。
その多くは蔓性です。
葉が落葉するものと、常緑のものがあります。
「クレマチス」の英名の「clematis」は、センニンソウ属の意味があります。
日本では観賞用で、価値がある品種の総称を「クレマチス」と呼んでいます。
「クレマチス」の開花時期は5月から10月頃です。
日本産の「クレマチス」には、「センニンソウ(仙人草)」、「カザグルマ(風車)」、「ボタンヅル(牡丹蔓)」、「ハンショウヅル(半鐘蔓)」などがあります。
「テッセン」と「クレマチス」の違い
「テッセン」と「クレマチス」の違いを、分かりやすく解説します。
「クレマチス」はセンニンソウ属(クレマチス属)の総称です。
そのため、「テッセン」は「クレマチス」の一種になります。
また、「クレマチス」を「テッセン」と呼ぶ場合もあります。
両者にはこのような違いがあります。
まとめ
「テッセン」の別称には、「テッセンレン(鉄線蓮)」、「テッセンカズラ(鉄線葛)」があります。
また、「クレマチス」の和名は「センニンソウ(仙人草)」になります。
それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。