この記事では、「甘やかす」と「甘える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「甘やかす」とは?
「甘やかす」は「子どもなどを厳しくしつけずにわがままに育てること」を意味する言葉です。
「甘やかす」と近しい意味を含める言葉には「ちやほや」などがあります。
「甘やかす」の使い方
「甘やかす」は動詞として使われています。
「甘える」とは?
「甘える」は「かわいがってもらおうと、物をねだったりまとわりついたりすること」や「甘ったれる」、「相手の好意に遠慮なく頼ること」や「慣れ親しみ身勝手に振る舞うこと」、「甘ったるい感じや香りがする」、「恥ずかしがる」や「はにかむ」という意味を表す言葉です。
「甘える」の使い方
「甘える」は動詞として使われています。
「甘やかす」と「甘える」の違い
「甘やかす」は「子どもなどを厳しくしつけずにわがままに育てること」という意味を表す言葉であり、英語の“pamper”に相当すると言えるでしょう。
一方、「甘える」は「かわいがってもらおうと、物をねだったりまとわりついたりすること」や「慣れ親しみ身勝手に振る舞うこと」などの意味を表す言葉であり、英語の“spoiled”に相当すると言えるでしょう。
「甘やかす」の例文
・『子どもを甘やかす親は決して良い親だとは言えない』
・『甘やかすばかりではいけないと思い、母親はあえて子どもに厳しく対応した』
・『厳しいしつけだけでなく、子どもをたまには甘やかすことも必要だと思う』
「甘える」の例文
・『親に甘えるようにして子どもはオモチャをせがんでいた』
・『彼女は甘えるような声を出して、プレゼントが欲しいとねだっていた』
・『小さい子供が祖父母に甘える姿はどこか微笑ましい』
まとめ
「甘やかす」は主に「子どもなどを厳しくしつけずにわがままに育てること」という意味を表し、「甘える」は主に「かわいがってもらおうと、物をねだったりまとわりついたりすること」という意味を表す言葉と言うことでした。