「至らない点」と「至らぬ点」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「至らない点」「至らぬ点」の違いを分かりやすく説明していきます。

「至らない点」とは?

至らない点とは、配慮が十分ではないところや未熟な部分のことをいいます。

配慮不足を表す言葉で、ビジネスメール等でも使われる表現です。

例えば「至らない点があるかと思いますが」とか「至らない点が多く」といった使い方をします。

「至らない」は、「至る」という言葉に否定の助動詞である「ない」を組み合わせた言葉です。

「至る」には、ある地点に到達するとかある段階になるといった意味があります。

「至らない」の場合、目指す段階に達していない状態を表しています。

「至らぬ点」とは?

至らぬ点も、配慮が十分でないところや未熟な部分のことをいいます。

「至らぬ点ばかりですが」とか「至らぬ点があれば」といった使い方をします。

「至らぬ」は、「至る」に否定形の助動詞である「ぬ」を組み合わせた言葉になります。

少し古めかしい言い方なので、日常会話などではあまり使われません。

ビジネス文書等では使われることもあります。

「至らない点」と「至らぬ点」の違い

どちらも配慮が十分でないところや未熟な部分のことを指す言葉です。

意味は全く同じで、使い方にも違いはありません。

ただし、「至らぬ点」の方が古めかしい印象があり、あまり日常会話等では使われていません。

「至らない点」を使うことの方が多いです。

会話やスピーチ等では「至らない点」とするのが一般的ですが、文書等では「至らぬ点」を使うことも多いです。

また、「至る」「ない」をつけたのが「至らない」「至る」「ぬ」をつけたのが「至らぬ」です。

「ない」「ぬ」はどちらも否定の助動詞なので、どちらを使っても良いことになっています。

まとめ

「至らない点」「至らぬ点」は、意味は全く同じ言葉です。

使い方にも大きな差はありません。

ただし、少し古めかしい印象があるのは「至らぬ点」です。

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