この記事では、「真に受ける」と「間に受ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「真に受ける」とは?
相手の話は本当だろうと鵜呑みにすることを「真に受ける」【まにうける】といいます。
このような人は本当でもない話を信じて、受け入れてしまうという残念な人の行為を指すわけです。
このような人は嘘を本気にしてしまうため、「地震が来る」と冗談で言ったことを「本当か」と信じて、酷く動揺するといった行動を見せます。
「間に受ける」とは?
「真に受ける」の間違った言葉として使われているのが「間に受ける」【まにうける】といいます。
相手の話を素直に受け入れてしまうため、たとえ噂話や作り話であっても本当だと信じたり、本気にしては動揺するところが相手を喜ばせます。
また、人が信じない話を「真に受けるのは人が良すぎる」といったタイプに多い傾向が見られるのです。
「真に受ける」と「間に受ける」の違い
「真に受ける」と「間に受ける」の違いを、分かりやすく解説します。
簡単に人の話を信じ込んでしまうことを「真に受ける」といいます。
周囲から見ると愚かだろうと思いますが、当の本人は真剣に話を信じるところが気の毒と思わせるのです。
もう一方の「間に受ける」は「真に受ける」を間違って認識した言葉であり、普通なら言っていることに疑問を持って疑うのですが、元々人を信用してしまう者は「間に受けやすい性格であるため、すぐに話す内容を受け入れてしまいます。
「真に受ける」の例文
・『家が燃えていると伝えられて、真に受ける部下は信用を失う』
・『真に受ける人を狙って嘘つき、お金を騙し取る卑劣な者もいる』
「間に受ける」の例文
・『間に受ける弟に車が盗まれたと嘘をつけば、すぐお金を用意した』
・『離婚したと友人に嘘つけば間に受けて動揺し、酷く泣き出した』
まとめ
同じ読み方する言葉を2つご紹介しましたが、「間に受ける」は「真に受ける」を間違って使った言葉であると覚えておき、状況によって使い分けてみましょう。