「見計らう」と「見積もる」の違いとは?分かりやすく解釈

「見計らう」「見積もる」は同じような意味の言葉ですがどのような基準で使い分ければいいのでしょうか。

今回は、「見計らう」「見積もる」の違いを解説します。

「見計らう」とは?

「見計らう」とは、「おおよその時間を見定めること」を意味する言葉です。

「見計らう」の使い方

時間を見極めて評価し選ぶことを表します。

一般的には何かをするのにちょうど良い時間を見定めることを指し、具合の悪い時間を避け具合がいい時間を選び出す行為を表す言葉です。

細かい時間ではなくおおよその評価で選ぶことに対して用いられる表現で、だいたいこの辺りの時間ならいいだろうといったような大まかな時の選び方を指します。

「見積もる」とは?

「見積もる」とは、「数や量などをおおよそで計算すること」を意味する言葉です。

「見積もる」の使い方

正確な数や量を勘定するのではなく様子からわかる情報のみを手がかりにおおよそで計算しあらましを出すことを表します。

計算の中に予測や推量が混じる場合に使われる表現で正確な数値がわからないままに計算する場合や見てわかる情報だけをもとに答えを算出する場合に使われる表現です。

条件次第で変動する可能性がある試算に対しても「見積もる」という表現を使います。

「見計らう」と「見積もる」の違い

「見計らう」「見積もる」はどちらも正確ではない大まかな計算を表す言葉ですが「見計らう」は時期やタイミングなど大まかな時の計算を表す意味で使うのに対し、「見積もる」は金額や数量などの大まかな計算を表すという違いがあります。

「見計らう」の例文

・『話を切り出すタイミングを見計らう』
・『仕事が終わるころを見計らって訪問する』

「見積もる」の例文

・『3億円程度の費用がかかると見積もる』
・『いくらかかるのか見積もる』

まとめ

「見計らう」「見積もる」は計算する対象の違いで区別されます。

大まかに計算している対象が何なのかを基準に使い分けましょう。

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