「ハードカバー」と「ペーパーバック」は本の種類を表す言葉です。
この2つは具体的にどのような本のことなのでしょうか今回は、「ハードカバー」と「ペーパーバック」の違いを解説します。
「ハードカバー」とは?
「ハードカバー」とは、「硬くて厚みのある表紙で綴じられた本」を指す言葉です。
「ハードカバー」の使い方
本は内容が書かれたページを表紙と裏表紙と背表紙で覆って製本します。
完成した本の表面に来る表紙と裏表紙と表紙の素材に厚みがあり硬くて丈夫な素材を用いて製本した本が「ハードカバー」です。
現在は厚紙が主ですが革を使ったものなども存在します。
「ペーパーバック」とは?
「ペーパーバック」とは、「紙製の表紙で綴じられた本」を指す言葉です。
「ペーパーバック」の使い方
表紙や裏表紙の素材として紙を使って製本した本を指します。
ボンボンが記載されたページとは異なるやや厚い紙を使うこともありますが、特別な分厚さのない紙を使って表紙を作った本はすべて「ペーパーバック」です。
「ハードカバー」と「ペーパーバック」の違い
「ハードカバー」と「ペーパーバック」違いは「表紙まわりの素材」です。
本文が書かれたページとは異なる厚紙や革など分厚くて丈夫な素材を表紙まわりに使って製本した本が「ハードカバー」で、表紙周りに紙を使って製本した方が「ペーパーバック」という素材の違いで区別されます。
「ハードカバー」は耐久性に優れ見た目も豪華ですが重くてかさばるため携帯には不向きでコストもかかります。
「ペーパーバック」は軽量でコストも安く本文のページと同じように手にとって曲げられるため扱いやすいのがメリットですが、折れ曲げに弱いため長期間使い続けると劣化しやすいのがデメリットです。
「ハードカバー」の例文
・『ハードカバーの小説を買う』
・『凶器になりそうなほど丈夫なハードカバーの本』
「ペーパーバック」の例文
・『ペーパーバックは安いのが魅力だ』
・『ペーパーバックの本は読み捨てされやすい』
まとめ
「ハードカバー」と「ペーパーバック」は表紙周りの違いで区別されます。
書店ではさまざまな種類の本が売られているのでそれぞれの特徴を知っておきましょう。