この記事では、「薗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに園で「薗」の読み方
「薗」という漢字は訓読みでは「その」と読み、音読みでは「エン」や「オン」と読みます。
「薗」の意味や解説
「薗」には「その」や「にわ」、「はたけ」という意味が含まれています。
「薗」は並び生えた草の象形である「くさかんむり」に周辺を取り囲む線と足跡、玉、衣服の象形である「園」を組み合わせ、「(囲いを巡らせた)その」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。
「薗」の熟語での使い方や使われ方
・『薗八節』【そのはちぶし】
「宮古路薗が京都で創始したとされる浄瑠璃の流派の1つ」を意味する言葉です。
・『宮薗節』【みやそのぶし】
「薗八節の別称」を意味する言葉です。
「薗」の地名での使われ方
・『員弁町御薗』【いなべちょうみその】
三重県いなべ市に所在する地名です。
・『大薗』【おおその/おおぞの】
和歌山県有田郡有田川町や佐賀県東松浦郡玄海町に所在する地名です。
・『角館町園田』【かくのだてまちそのだ】
秋田県仙北市に所在する地名です。
「薗」の名前での使われ方
・『相薗』【あいぞの】
福岡県や千葉県、鹿児島県、神奈川県、広島県に見られる日本の名字です。
・『相薗』【ありぞの/ありその】
鹿児島県や福岡県、大阪府、東京都、兵庫県に見られる日本の名字です。
・『池薗』【いけぞの】
福岡県に見られる日本の名字です。
・『市薗』【いちぞの】
鹿児島県や福岡県、神奈川県、宮崎県、兵庫県に見られる日本の名字です。
まとめ
「薗」は訓読みでは「その」と読み、音読みでは「エン」や「オン」と読む漢字でした。
「薗」には「その」や「にわ」、「はたけ」という意味が含まれており、主に地名や名字として用いられています。