ファミリーレストランで食べ放題の注文をした時に「こちら、90分制となっております」のように時間を指定することがあります。
それでは、この「となっております」とはどういう意味でしょうか。
また、「になっております」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「となっております」と「になっております」の違いを分かりやすく説明していきます。
「となっております」とは?
「となっております」とは、分解すると「と」「なって」「おり」「ます」になり、それぞれ接続の助詞、「成る」「居る」そして丁寧な語尾というつながりになります。
ほとんどの文字は、それ自体に意味があるわけではないので、結局は、「?です」という意味にしかありません。
それがこのように長くなるのは、ダイレクトな表現を避けたためで、それによって若干の丁寧さや距離をおいている感覚が出てきます。
「になっております」とは?
「となっております」とは、分解すると「と」「なって」「おり」「ます」になり、それぞれ接続の助詞、「成る」「居る」そして丁寧な語尾というつながりになります。
ほとんどの文字は、それ自体に意味があるわけではないので、結局は、「?です」という意味にしかありません。
このような表現が使われるのは、特に接客業における対応の場合であり、それはとりもなおさずマニュアル上に記述されている表現ということです。
しかし、よく考えれば尊敬語や謙譲語を使用したきちんとした敬語表現にすればこのような持って回った言い方はしなくて済むのですが、おそらくそれだと親しみがなくなるという理由でこの表現を使うようになったのだと考えられます。
「となっております」と「になっております」の違い
「となっております」と「になっております」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、「?です」という意味のことを持って回った言いかたで表現したものでであることは同じですが、若干のニュアンスの違いがあります。
それは、助詞の「と」と「に」のニュアンスの違いから来ています。
その違いとは、「に」には自然な流れでそうなっているという意味が含まれているのに対して「と」には何かの変化を経て結局そうなったという意味が含まれています。
まとめ
この記事では、「となっております」と「になっております」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、微妙なニュアンスで一定の距離を置く独特な言い方です。
好きになれないという人も多いでしょうが、日本独特の文化として許容するくらいの鷹揚さは持っておくべきでしょう。