木へんに菫で「槿」の読み方とは?簡単に解釈

この記事では、「槿」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに菫で「槿」の読み方

「槿」は音読みでは、「キン」と読みます。

また、訓読みで「むくげ」「もくげ」と読みます。

「槿」の意味

「槿」とはアオイ科フヨウ属に分類される落葉低木のことを言います。

「槿」は中国が原産で、韓国の国花となっています。

日本への渡来は古く、平安時代にはすでにあったようです。

「槿」は江戸時代から栽培が行われており、数多くの園芸品種があります。

樹高は3mから4m程度で、街路樹や公園、庭園、庭木などで見ることができます。

「槿」の開花時期は7月から10月頃で、白色、桃色、紫色、複色などの花が咲きます。

花は一重咲きだけではなく、八重咲きもあります。

「槿」の葉は、単葉で縁には粗い鋸葉があります。

10月から11月頃に茶色い実がなり、種子は樹皮や花とともに、薬用で利用されています。

「槿」「木」「菫」と書きますが、「木」「き」「立ち木」「材木」などの意味があります。

また、「菫」は、「すみれ」「とりかぶと」を表しています。

「槿」の例文や使われ方

・『黄槿』【ハマボウ】
アオイ科フヨウ属に属する落葉低木のことを意味しています。

・『槿花一日の栄』【きんかいちじつのえい】
槿の花は朝咲いて、夕方にはしぼんでしまうことから、栄華がはかなく、短いことをたとえた表現です。

また、「槿花一日」とも言われます。

・『槿花一朝の夢』【きんかいっちょうのゆめ】
「槿花一日の栄」と同じ意味があり、「槿花一朝」とも言います。

まとめ

「槿」は他にも、「木槿(ムクゲ・モクゲ)」「槿花(キンカ)」「蓮(ハチス)」の別称があります。

言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。

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